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第45回日本死の臨床研究会年次大会のお知らせ

第45回日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第2報)

大会テーマ:暮らしの中にある看取りへ

会期:2021年12月4日(土)~5日(日)
会場:WEB開催(WEB配信会場:福岡国際会議場)

臨終に向きあう葛藤や辛さ、不安、そして喜びや感動を共有

大会長 小杉 寿文(佐賀県医療センター好生館緩和ケア科) 

 

 新型コロナウイルス感染症の感染者、記録的な豪雨や猛暑による自然災害による被災者の方々には心よりお見舞いを申しあげます。また、感染症対策にご尽力頂いている関係者の皆さま、災害救助や復興にご尽力頂いている皆さま方にも感謝と敬意を表します。

 第45回日本死の臨床研究会年次大会に多くの演題をご登録頂き、ありがとうございました。どの演題にも、臨床の現場において真摯にケアを提供されているからこそ沸き起こってくる葛藤や辛さ、不安、そして喜びや感動が含まれているものと思います。本年次大会のテーマは「暮らしの中にある看取りへ」であります。「死」は病いではありませんが、「病い」と「死」を迎える過程は医療に大きく頼らざるを得ないのが現状です。しかし、医療だけで「死」に向きあうことは「不自然」であります。「自然な」暮らしの中にある「死」を念頭に、臨終に向きあう葛藤や辛さ、不安、そして喜びや感動を共有したいと思います。完全webの研究会ではありますが、一人でも多くのご参加をお待ちしております。

暮らしの中にある看取りへ

大会長 梅野理加(栄光会介護付き有料老人ホームかめやま)

 

 はじめに、今回、西日本、東日本において集中豪雨により被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。

 また、長引くコロナ禍において医療・看護・介護従事者の皆様また関連する施設で業務されている皆様に敬意を表します。

 さて、第45回日本死の臨床研究会年次大会(福岡)「暮らしの中にある看取りへ」を開催するにあたり多くの演題応募、ありがとうございました。事例検討、ポスター発表を含め117例の応募がありました。

 今回は困難に向き合いながら暮らしを支え、意思決定を支える場面や看護師の苦悩など様々な場面において皆さんとともに議論しあえるのを楽しみにしています。開催形式は完全web方式ですが、できるだけ日本死の臨床研究会らしさを意識して準備を進めているところです。

 しかし今までとは違い、多くの先生方が事前に収録した動画を見ることになります。年次大会に参加する前に動画を見ることにより、事例をまとめたときとまた違う考え方、新たな気づきになり、さらに、会に参加することがいい刺激と深い学びとなると思います。

 新型コロナウイルス感染症が今後どのように推移するか予測がつかない中、厳しい状況の中で時間を作り、会に参加することが困難なスタッフの皆様も多数いらっしゃるかと思います。配信期間や年次大会終了後の配信なども活用していただき、有効に使うことで一緒に日本死の臨床研究会年次大会を充実させていただきたいと考えています。まだまだ収束が見通せない状況でありますので、現地配信会場にてご登壇、発表いただくことになる一部の方々への感染防止には万全の対策を取って開催させていただきます。皆様の参加をおまちしております。

                         

第45回日本死の臨床研究会年次大会

会 期:オンデマンド配信: 2021年11月22日(月)~12月26日(日) WEBライブ配信:2021年12月4日(土)・5日(日)

会 場: WEB開催(WEB配信会場:福岡国際会議場)

大会長: 小杉寿文(佐賀県医療センター好生館) 梅野理加(栄光会介護付き有料老人ホームかめやま)

テーマ: 「暮らしの中にある看取りへ」

今後の年次大会

第46回日本死の臨床研究会年次大会

会 期:
2022年11月26日(土)~27日(日)

会 場:
三重県総合文化センター(津市)

大会長:
松原貴子(三重大学医学部附属病院 緩和ケアセンター)
辻川真弓(三重大学大学院医学系研究科看護学専攻)

テーマ:
「いのちをつなぐ ~そのときをどう生きる?どう支える?~」

第44回日本死の臨床研究会年次大会

会 期:
2023年11月25日(土)~26日(日)

会 場:
愛媛県県民文化会館

大会長:
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上実穂(四国がんセンター)

テーマ:
お遍路の里・四国から「死に学び生を考える~看取りを文化に~」